私は写真に興味を持ち始めたのがこの1年くらいでまだ日が浅く、
特に自分が好きなテイストもあまり良くわかっていないので
色々な写真家の作品を見て、刺激を受けています。
今回は、超有名な『川内倫子』さんについて。
昨年、東京都写真美術館で、「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」の展示を観て、
さらに、ご本人によるトークショーも観に行きました。
川内さんの写真は、「ガーリーフォト」と呼ばれる事が多く、その言葉から
私はどうも興味が持てずに、これまでしっかり作品を観ていませんでした。
しかし、展示を観て、やはり写真は実際のプリントを観ないと何も
分からないな、という思いをいだきました。
川内さんの写真は、日常の一瞬を切り取った物が多いでが、
展示会場で観た、6×6のローライフレックスで撮り、
大きく引き伸ばされた日常の写真の迫力は、ものすごかったです。
自分が見ている日常とは違う、ある意味でファンタジックな世界。
その川内さんの描く世界が、展覧会場に表出されたようでした。
川内さんにとって撮影は「狩り」という事です。
この言葉を聞いて、あの作品は、そうとうに計算されて撮影されている
のでは無いかと思いました。
トークショー以来、今では、川内さんの写真を観ると、とても
力強さを感じます。
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この写真集、葛西薫さんの装幀がとても素敵です。
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