2013年7月18日木曜日

力強い『ガーリーフォト』:川内倫子さん

写真家シリーズ。
私は写真に興味を持ち始めたのがこの1年くらいでまだ日が浅く、
特に自分が好きなテイストもあまり良くわかっていないので
色々な写真家の作品を見て、刺激を受けています。

今回は、超有名な『川内倫子』さんについて。

昨年、東京都写真美術館で、「川内倫子展 照度 あめつち 影を見る」の展示を観て、
さらに、ご本人によるトークショーも観に行きました。

川内さんの写真は、「ガーリーフォト」と呼ばれる事が多く、その言葉から
私はどうも興味が持てずに、これまでしっかり作品を観ていませんでした。

しかし、展示を観て、やはり写真は実際のプリントを観ないと何も
分からないな、という思いをいだきました。

川内さんの写真は、日常の一瞬を切り取った物が多いでが、
展示会場で観た、6×6のローライフレックスで撮り、
大きく引き伸ばされた日常の写真の迫力は、ものすごかったです。

自分が見ている日常とは違う、ある意味でファンタジックな世界。
その川内さんの描く世界が、展覧会場に表出されたようでした。

川内さんにとって撮影は「狩り」という事です。
この言葉を聞いて、あの作品は、そうとうに計算されて撮影されている
のでは無いかと思いました。

トークショー以来、今では、川内さんの写真を観ると、とても
力強さを感じます。

照度 あめつち 影を見る照度 あめつち 影を見る
川内倫子

青幻舎 2012-05-28
売り上げランキング : 53861

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

この写真集、葛西薫さんの装幀がとても素敵です。

0 件のコメント:

コメントを投稿